以前のバージョンのClip Holdを使っていた場合、バージョン1.3.0以降のClip Holdを起動するとアプリの起動時に履歴ファイルのアップグレードが自動的に行われます。
しかし、ごくまれに何らかの理由でアップグレードに失敗してしまうことがあります。
アップグレードに失敗した場合、一時的に以前の履歴ファイルがそのまま使用されます。
アプリを終了してもう一度開き直すと再びアップグレードが再試行されますので、アップグレードに失敗してしまった場合はアプリを再起動することでアップグレードに成功する可能性があります。
アプリを再起動してもアップグレードに失敗してしまう場合は履歴データが破損しているか、整合性が取れていない可能性があります。
その場合は、以下の手順でアップグレードを試みることができます。
古い履歴ファイルが読み込まれている状態で、履歴ファイルをエクスポートします。以下の手順でエクスポートすることができます。
履歴に保存された過去にコピーしたファイルを移行したい場合は、上記手順に加えて以下の手順を行う必要があります。
cp -r ~/Library/Containers/design.taikun.Clip-Hold/Data/Library/Application\ Support/ClipHold/ClipboardFiles
~/Desktop
と入力してください(例: cp -r ~/Library/Containers/design.taikun.Clip-Hold/Data/Library/Application\ Support/ClipHold/ClipboardFiles ~/Desktop
)。ClipboardFiles
という名前のフォルダができていることを確認します。注意
このようなダイアログが表示されたら、「許可」をクリックする必要があります。
注意
コピーされたファイルが含まれたフォルダのコピーを作成するため、コピーの保存先ストレージに十分な空き容量(保存フォルダの総容量よりも大きい容量)があることを確認してから手順を実行するようにしてください。
コピーしたファイルが含まれたフォルダのコピーを作成することができたら、次の手順に進みます。
データをバックアップすることができたら、Clip Holdの設定を開き、「コピー履歴」設定の「履歴の管理」セクションにある「すべての履歴を削除」ボタンをクリックして履歴を消去します。
先ほど、オプションの手順でコピーしたファイルが含まれたフォルダを別の場所へコピーした場合、以下の手順でコピーしたデータを復元する必要があります。
注意
ファイルのコピーを復元する場合は、すべての作業を終えるまでClip Holdは終了させず、起動させたままの状態で行うようにしてください。Clip Holdを終了させると正しく移行させることができなくなってしまいます。
cp -r
と入力します(最後の半角スペース1つまで含めてください)。まだコマンドは実行しないでください。ClipboardFiles
フォルダを、ターミナルウィンドウにドラッグアンドドロップします。ClipboardFiles
フォルダへのパスが自動的に入力されたら、続けて以下の文字列を入力します。~/Library/Containers/design.taikun.Clip-Hold/Data/Library/Application\ Support/ClipHold
cp -r ~/Desktop/ClipboardFiles ~/Library/Containers/design.taikun.Clip-Hold/Data/Library/Application\ Support/ClipHold
先ほどエクスポートした履歴ファイルをインポートします。以下の手順でインポートすることができます。
正しくインポートされたら、履歴ファイルの手動アップグレードは完了です。
過去にコピーしたファイルを移行した場合、正しく移行されていることをご確認ください。問題なく移行されていることを確認したら、先ほど作成したコピーは削除してしまって構いません。